「熱帯雨林の叫び」より

地元新聞誌の2010年4月7日朝刊。一面記事、連載6回目。「熱帯雨林の叫び⑥」より。
絶滅危惧種のブタオザルの記事だった。
「男がおりから取り出すとサルの赤ちゃんは全身を震わせてキイキイと叫びだした。歯をむき出し、体を左右によじりながら、何とか逃げだそうと身もだえる…」
記事は、ジャカルタ中心部にある通称“鳥市場”と呼ばれる雑居ビルでの様子を取材時の写真とともに書かれていた。
生後6ヶ月くらいの子ザルが睡眠薬を注射されスーツケースの中に荷物として運ばれるというのだ。
密輸先はペット大国日本。関西空港のゴミ箱には、密輸途中でスーツケースの中で死んだと思われるベンガルヤマネコやリスザルの死骸もあったそうだ。
希少性に価値をもとめる人がいる限り、闇で売ろうとする人は絶えないという内容の哀しい記事。

希少性って?
絶滅危惧種だから希少性なの?
私にとっては、運命的な出会いをした(と思っている)にゃん。
すっとこどっこいなみゅー2号、
キャットベッド落としに夢中で瞑想寝をするぷりん。
皆、私にとっては希少な猫だ。
こんな猫、他にいないって毎日思う。
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話が少しそれるかもしれないが、例えばブランドものに一切興味のない私は、自分が気に入れば例え安価な物だろうと全く構わない。ブランドものでなくても“これだ!”と感じたものは無名であろうが、自分にとって高価であろうが問題ない。
でも世の中は、ブランドものが好きな人や、いわゆる一般的な希少性に価値を求める人が圧倒的に多いのだと思う。需要があり売れているわけだから。それも日本人に多いのだろう。あの記事に載っていたブタオザルの子ザルの密輸先が日本であるなら…。
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ペットショップで売られている血統書付きの犬、猫。
売れ残れば、処分されたり値段を下げられて特売品となる。命の値段が下がる。「だいだい、命に値段って?なに、それ?」って思う。
保健所に運び込まれた犬や猫の中には、かつてペットショップで売られていた命もある。かわいい!とか、いま流行っているからとか、流行の犬や猫を飼っているということで自分の価値まで上がったかのように思うのではないかと思われる人のペットとなってしまった命たち。
ジャカルタの鳥市場で売られている絶滅危惧種のブタオザルの命の値段。現地では約5万円だそうだ。日本の闇ルートでのペットショップでは、一体いくらに跳ね上がって売られているのか想像もしたくない。
熱帯雨林の叫びの原因が私たち日本人であるだなんて、お気楽に「かわいいーー!」とか「この子、欲しいーーー!」とか、安易な感情だけで命を買っている人達、またお金のために命を簡単に扱って売っている人達は考えもしないのだろうな。
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希少性って、自分自身が特別って感じることが出来たら、それでいいと思うのに。
自分にとって特別な存在である猫や犬や生き物たちが希少であって、それ以外はどんなに珍しい種であろうと、絶滅危惧種であろうと特別な存在になど成り得ないのに。
高価なお金を出して珍種や絶滅危惧種を手入れる人、または手に入れようとする人に、心の貧困を感じてしまう私が、猫バカになりすぎて、まともでないのだろうか。

「熱帯雨林の叫び⑥」には、更に続きの記事が31面に載っていて、そこにはスマトラサイの事も書かれていた。地球上で200頭、ボルネオ島で30頭を残すだけとなったスマトラサイは角が漢方薬として珍重され密漁者に射殺されチェーンソーで2つの角を切り落とされる。
角1本で現地では一生分のお金になるのだそう。地元で対策として聖域を作り保護しているのに、それでも成果が出ず、新たな子が生まれなければ20年後にはスマトラサイは絶滅するそう(T_T)。

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ももは、ババりんの猫ちゃんだからね。きっとババりんにとっての特別なんだと思うよ。でも、ちゃんとお世話は私がするから心配しないでね。




★今日のにゃん★
本日のにゃん、ウンチくん出ませんでした。
貯金2日目です。かなりお腹の中はウンチくんが詰まってきています。明日は、いよいよ揉み出ししないとダメかな…。
しっこは通常の大きさのしっこ2個。

★今日のごはん(にゃん)
朝:テクニカルシニア14g 
  昨夜の残り
昼:手作りご飯
夜:手作りご飯(少し残す)

今日の手作り食
昼:健康一番、ささみ(ボイル)、ホタテスープ、ビール酵母、ナチュラルカルシウム、ケイズマイスター
夜:三つ葉、しめじ、キャベツ、鴨肉(生)、鮪の煮込み、ビール酵母、ナチュラルカルシウム、ケイズマイスター


「熱帯雨林の叫び」より_e0031853_2318114.jpg朝は、カリカリと昨夜の残りを少し食べました。お昼は今日も健康一番を使って手抜きご飯。夜は、ストックの生肉が博多鶏の丸ごとすり身か鴨肉しかなかったので、今夜は鴨肉をチョイス。少し残しました。
手作り食練習組の夜ご飯は、三つ葉、しめじ、キャベツ、三河鶏胸肉(ボイル)、ナチュラルカルシウム、ビール酵母、に猫缶“たまの伝説まぐろとささみ”で用意。
ぷりんは3分の2をお残し。残したご飯にカリカリを乗っけてデリバリーで3分2を食べて終了です。
みゅー2号は半分を食べました。残したご飯にカリカリを乗っけてデリバリーするも、苦手なレバーで、もう要らないと拒否。
ももは、ほんの少しだけお残し。残した分にカリカリを乗っけて欲しくて、ほんの一口分くらいを残したらしい(笑)。カリカリを乗っけてあげると、もちろん完食です。みゅー2号が残したご飯も、ぷりんが残したご飯も、ももが食べています。
写真は上が夜の手作りご飯。下が3匹の手作り食練習ごはん。
by nyanmyupurin | 2010-04-07 23:59 | 猫と暮らして