とうとう巨大結腸症と診断される

写真はにゃんの腸のレントゲンです。コンピューター撮影だったので、データーをもらってきました。
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今日はにゃんの食欲がパタリと止まってしまった。朝、10粒のヤラーのカリカリ食べたきり。午後には何かに取り憑かれたように猫草ばかりを食べていた。おしっこは朝と昼に普通のおおきさのしっこを出したけれど、また一昨日と同じように午後になってトイレ巡りが始まった。その間に猫草を食べるの繰り返し。何度もトイレに行っては、しっこポーズ。その後うんちくんポーズ。で、猫草を食べる。このセットで何回も。しっこは出したばかりで、そんなにすぐには膀胱にたまらないはずなのに、ポーズを取っては何回も無理矢理に絞り出す感じで出して2時間くらいの間に1円玉くらいの小さいのが4つ。その後も何回もトイレに行っては頑張っていたけど、何も出てこない。あまりに様子が変なので、やはり病院へ行った方がいいなと以前セカンドオピニオンを頼んだ病院2へ診療の予約を入れた。今日は話を聞いてくれた獣医師さんがいたので、ホッとして出掛ける支度をしていたら、またトイレ。踏ん張りすぎて吐いた。でもお腹には何も入っていないから午後から食べた猫草と胃液。で、トイレでない所あちこちで踏ん張り始めるので、急いで踏ん張るポーズを取っているにゃんをトイレに運ぶ。泡のようなゲロを吐きながらトイレに出したのが、先月の中旬から急に見るようになった2個のうんちが並列になってくっついている変な形のうんち。
これが詰まってて、何度もトイレへ行っていたらしく、この後スッキリした顔でソファーに箱座りしていたけれど病院へ予約を入れてあったので、可哀想かなと思ったけれど病院へ。
近いうちにレントゲンも撮ってもらおうと思っていたし、腸の様子をとりあえず撮ってもらおうと嫌がるにゃんを連れて出掛けた。
先生に8月6日からのにゃんの様子と別の病院で浣腸をしてもらった事、尿検査をしてもらった事など全部を話したところ、一昨日のちょっとした血が出たことやトイレに頻繁に踏ん張ることは、予想ではおしっこに因ることが原因でトイレで踏ん張るっているのではなくて便が理由ではないかと言われる。おしっこは、尿砂が出たとしても毎日詰まらずに排尿が確認出来ていれば、とりあえずは大丈夫であると言うことだった。触診でも「おしっこはたまっていないから大丈夫でしょう。」と。「便は貯まっているようだから浣腸して出すようにしましょう。」と言う話だったけれど、まずレントゲンを撮ってもらうことをお願いした。結果、巨大結腸症になっていると診断。去年は大丈夫だったのに、この1年で巨大結腸になっていたらしい。今できる治療はとりあえず、詰まった便を出すことという事で、悩んだけれど腸の中でくっつき始めているうんちくんを見てしまったし、6日にやったばかりだったけどまた浣腸をすることにした。15分も待たずにゃんと先生が戻ってきた。
にゃんのうんちは、巨大結腸症に多く見られる便の固さや乾燥がないので簡単にすぐ出てきたと驚かれた。
出てきたウンチはどれもいい状態だったそうだ。ただ、腸が太くなり詰まって行く過程でくっつき合うものが出来てしまい出にくい状態、圧迫感などを生み気持ち悪くなるのではないか…と。また腸が太くなってくると普通は自ら便意を催さない子がほとんどであるのに、にゃんは自らの力でまだ出そうとしていること。外科的治療法としては結腸切除手術という方法もあるけれど、これは100%完治するとも言い切れず、また便秘に戻ってしまう可能性もあること。内科的治療法としては薬を飲ませてという方法になるけれど、にゃんのようにもともとウンチが固くない子は、どれほどの効果が出るかやってみないと分からないということ。巨大結腸症になっている他の猫ちゃん達と比べて便の様子がいい状態なので内科的治療をするには当てはまらないかもしれないということなど総合して考えると、定期的な浣腸でスッキリした環境を作ってあげたらいいのではないかと言われた。私が心配するのは、定期的に浣腸してしまう癖を付けると楽なだけに、にゃんが自ら出そうと頑張ることをやめてしまわないか…ということだ。先生に質問すると、「確かにそういうことはあります。」だった。
今日は今後どうして行くのか結論が出なく、にゃんの場合「まだ頑張って出そうとしているからしばらく様子を見てみましょう。」という話になった。
約9ヶ月、手作りご飯を頑張ってきたけれど効果はなかったのかな…。にゃんだって、今までのご飯と違うものをいきなり食べさせられて嫌だったはずだ。でも頑張って今日まで一緒にやって来たのにね。
6月にベランダの工事で、にゃんの外用のトイレが使えなくなった3週間近く、あれからおしっこが詰まったりウンチが滞ってきていた。それまではウンチくんもにゃんなりのペースで出てきていたのだけど。でも、たまたまそうなっただけで、この時の工事で外用トイレが使えなかったからが理由ではないかもしれない。徐々に1年かけて太くなってきたのかもしれない。
また、時期を同じくして手作りフードに加え始めた消化酵素。これは消化を促すものだけども、逆に便秘の子は消化が良すぎるため腸に刺激が少くなり蠕動が減ってしまい逆効果になることもあるのです。もしかしたら、良かれと思って始めたことが逆効果を生んでいた可能性も大いにあるわけで…。
過保護的な環境は果たしていいことなのか?という疑問が常に自分の中にあり、また自分自身がサプリや薬が嫌いなため避けたい気持ちもあるけれど、自己治癒能力がもともと高いはずの猫族であるにゃんに、あれこれと内科的な補助を自分はしすぎていないかな?とも。とうとう巨大結腸症と診断される_e0031853_14409.jpg便秘猫というと、便が固くカチコチになっていると誰もが想像されると思うけど、このブログでも何度か書いたように、にゃんはもともと我が家の4匹の中でも、誰よりもうんちくんが固くないのです。太さは他の子より太めなウンチをする時が多かったけれど、いつも誰よりも水分もあり素人の私が見てもいいウンチだなって。カリカリ大好きなみゅー2号のウンチは、すごく乾燥してて固くてコロコロしているけど毎日出ている。だから、にゃんはうんちの状態が悪くて便秘になったのとは違うのではと思っています。カチコチに固くて水分がないウンチくんだったら、巨大結腸症になっている事も、言い訳かもしれないけれど獣医さんも私も、もっと早く疑うことも出来ただろうし…。
今日のレントゲンよりも、かなり詰まっていた去年。浣腸してもらってやっぱり詰まったうんちを出したけど、にゃんは浣腸するとすんなり出てきていました。だから便秘といっても大した便秘ではないと病院1の院長に励まされ、内科的治療のラクツロース投与となりました。3ヶ月ちょっとラクツロース(※消化管に吸収されることなく下部消化管に達し、腸内細菌により分解され、その結果できた有機酸により分解され有機酸(乳酸・酢酸)が産生され腸管の運動を活発にします。)か、乳糖(ラクトース)が含まれるお薬を飲ませていましたがそれでも詰まり投与から3ヶ月後には浣腸が必要になったのです。それから、病院1の先生が難しいだろうと言われたフードの手作り食へ移行してやってきました。でも今回9月半ぶりに浣腸しないと出ない状態になり、結果、巨大結腸症と診断されてしまいました。
1年前、今よりもっと酷い便秘だったにゃん。なのに色々手助けしてきたつもりでやって来た今の方が、腸の状態は良くない訳です。巨大結腸症は一度なると完治は難しいとされているけれど、食事面では消化のよすぎる食事を与えない、水分を多くとる、骨をあまり食べない、肥満にさせない…など。精神面ではストレスを与えない。生活面では適度な運動をさせる。これからも、まだまだにゃんと一緒に頑張っていかないと行けないけれど、にゃん、着いてきてくれるかな…。



★今日のにゃん★
本日のにゃん、ウンチくん自力で5cm×1個。2個がくっついたような変な形のうんち。あとは浣腸で全部出してもらいました。
おしっこは、通常の大きさ2個。ちょっと小さめしっこ玉1つ。何度もトイレに入った際に1円玉くらいのしっこ4つ。


★今日のごはん(にゃん)
朝  :ヤラー 100%オーガニックキャットフードフィッシュ 10粒
昼  :なし
夜  :手作り食(食べた後、全部吐く)

今日の手作り食の内容
夜:大根の葉、ベビーリーフ、ダチョウ肉(生)、マグロの血合い煮込み少し、大麦入りとろとろスープ、あごだしスープ、ビール酵母、クルミ・アーモンド・ピーナツをすりつぶしたもの少し

とうとう巨大結腸症と診断される_e0031853_1451193.jpg今日は朝から食欲がない。昨日までの食欲はどこへ状態。結局、便秘によるものだと病院へ行き判明。お腹がスッキリしてか夜になり食べたがったので、用意するも空っぽのお腹にいきなり沢山の食べ物で胃がビックリしたのか食べ過ぎゲボ状態。食べてすぐに全部吐いてしまった。その後、また欲しがってきたけど、今日は絶食日にさせることにした。朝からカリカリ10粒だけだけど今日は我慢してもらうことに。
手作り食練習組は、キャベツ、水郷鶏(ボイル)に昨日の残りの猫缶“AiXiA 黒缶プレミアム にぼし入りまぐろ”を使いました。ぷりんはほぼ全部食べました。みゅー2号は今日もまた砂掛けを一生懸命やってくれて食べず。ももは昨日と同じく少しだけ残しました。
写真は上が夜の手作りご飯。下が手作り食練習用ごはん。


★今日の診療(病院2にて)
診察料‥‥‥‥‥‥‥‥840円
レントゲン‥‥‥‥‥4,410円
浣腸、排便処置‥‥‥2,100円

合計7,350円
by nyanmyupurin | 2006-08-16 23:59 | にゃん