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特別な存在

日参しているブログの猫ちゃんが、昨日1歳1ヶ月という若さでお星様になりました。
その方は17歳になる老猫ちゃんと1歳の猫ちゃんと暮らしていました。ちょうど、この老猫ちゃんが奇跡の生還を遂げ元気になりかけた矢先の事でした。独り暮らしでの看病、通院そして生活のための仕事と、その方の置かれた大変な状況を考えると、どれほど辛い事だったろうと思います。
老猫ちゃんの看病に集中している間に、若い猫ちゃんも実は具合が悪くなりかけていたのです。生死をさまようような状態だった老猫ちゃんの看病で、確かに若い猫ちゃんから発していた重要なサインに気が付かなかったことがあったのかもしれません。それに対して責めらる声を感じました。
ですが私には自分のことのようで、責めるような感情が見える書き込みを読むことがとても辛いことでした。
このブログを読んでくださっている方は知っていると思いますが、私にとってにゃんは特別な猫なのです。もし、にゃんが生死をさまようような状態に陥ったら…。
想像しなくてもどうするか、私には分かります。8年前に一度、死を選ぼうとしたにゃんを看ているとき、まさにその状態でした。心のどこかで悪いとは思いつつも、自分の心はいつもにゃんに向けられていて、みゅー2号やぷりんのことはいつも後回し。もし、その時2匹のどちらかが具合が悪くなっていても、その時の私は気が付かなかったでしょう。そう、私だったら、具合が悪くなっている事すら気が付かなかったに違いありません。
その方は、ちゃんと若い猫ちゃんのこと、おかしいなって事には気が付いたし、病院へも行ったし…。そして診察の結果もそんなに急変するとは病院で言われなかった。でも、逝ってしまったその日は胸騒ぎを感じながらドキドキしながら会社へ仕事へ行って、後少しで家に帰るというときに、若い猫ちゃんはお星様になってしまいました。帰宅して、まだお腹は温かいけれど固くなっている猫ちゃんを抱いて、どれほど悔やんだか。哀しく思ったことか。自分を責めたことか。
たまたま、もうすぐ旅行の予定が入っていた飼い主さん。その事を少し前に正直にブログに書いていたから、よけいに反感を買ってしまったのでしょうか。でも、その記事を書いていたときは、まさか死んでしまうほど具合が悪かったとは思っていなかったはずです。もし、様子が変わったなら、もちろん旅行はキャンセルされた事でしょう。でも、文字だけで内容を追っていくと、ちゃんと気に掛け病院へも連れて行き、食事にも気遣い、やるべきことはやっていたのに避難されることなのですね。
私は自分に置き換えて、自分が責められているように感じました。実際、私はそこまでちゃんと気がついて、やってあげられないかもしれない。
4匹と暮らしているのなら、4匹皆に同じように気を配らなければいけないのでしょうけれど、きっと私だったら、にゃんの具合があまりよくない時だったら、にゃんに意識はほぼ100%いってしまう。みゅー2号やぷりんや、新しく加わったもものことはずーっとずーっと後回しになってしまうと思う。
愛情が均等に分けられない…。でも、にゃんは私にとって特別な猫だから。それって猫と暮らす人間として失格なのかな…。猫と暮らすと言うこと、昨夜は改めて色々と考える夜になりました。

※2歳とばかり思いこんでいましたが、お星様になった子は1歳1ヶ月でした。
後から気が付き書き直しました。

by nyanmyupurin | 2006-10-13 22:40 | 猫と暮らして