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石鹸のススメ 「猫に、人間に、そして地球にやさしいこと」

にゃんと暮らすようになってから特に、動物実験を行っている化粧品だったり、洗剤だったりを使うのが嫌になり、それを避けてきたら「地球にやさしい」ものを数多く使うようになった。
もっとも、にゃんと出会う前から田舎育ちで自然に囲まれて育った私は、もともと自然のものを使う派だったとも思う。
私は生活の中で川や海や土がいつも身近で育ったせいか、特に水を汚すことに嫌悪感が常にあり、洗濯洗剤やシャンプーは石鹸を使ったり、水を無駄に使うのが極端に嫌だったり、その一貫で油の処理に工夫をしたりと自分なりに小さな活動をしてきた。我が家に遊びに来た人には、そんな自分のしている事を伝授する小さな活動をもう15年くらいやっているので、その中の一つを、この記事の最後に紹介したいと思います。
※同じような事は、既にされている方も多いと思いますが、今まで意識されていなかった方も居るのでは…と思いますので書いてみたいと思います。

最近、異常気象が頻繁で、やっと一般的にも地球にやさしいことを意識してきてくれるようになったのは嬉しいことです。
枯渇問題は10年ほど前から気になっていたことで、というのも自分が育った近くの山々が削られ様変わりしていくのを見続け、そのために起こる湖や川、海の汚水を身近で見続けてきたから。にゃんと暮らし始める頃には、私の暮らす田舎町でも“木を切ってしまったから起こる様々な問題”を耳にしていて“水に関すること”がその頃からすごく気になっていた。幼い頃は河魚やザルガニを捕って食べたり、若い頃はサーフィンをしていたりと川や海に慣れ親しんでいたことが、自分の意識をそうさせたのかな…。
小学校の時の社会科の授業で先生が「このまま行くと将来、地球は砂漠化してしまう。」と言った言葉も、恐ろしい事として大人になった今でも記憶から消えることがない。

界面活性剤って、耳にしたことはあると思うけれど、体や環境に与える影響を知らない方が多いのではないかと思う。悪いと知りつつも、使い続けている人も多いと思う。
あらゆる洗剤には、これが入っている。「洗う」という行為に関わるものには、悲しいけどほとんど入っている。
界面活性剤はゆすいでも残留します。合成洗剤は皮膚から吸収されて皮膚障害を起こしたり、それが酷くなって内臓障害を起こす成分もあります。
普通の洗剤で食器を洗っても、よく濯いでも界面活性剤はやっぱり残留します。そんな恐ろしい界面活性剤の入った洗剤を家庭排水として流し続けたら…。
そして毎日つかう猫族の食器も、毎日界面活性剤を含む合成洗剤で洗い続けたら…、と恐ろしくなります。
我が家では、食器を洗う洗剤も、ガスレンジを洗う洗剤も、調理台を掃除する洗剤も、換気扇の掃除も「手作り石鹸 元ちゃん」これ一個で全部洗っています。元ちゃんに出会う前は、界面活性剤の入っていない液体洗剤を長い間、使っていました。それでも十分よかったのですが、元ちゃん石鹸は本当にすぐれもので、あらゆるお掃除にこれ一個で済みます。しかも、とってもきれいになります。その上コストパフォーマンスもかなりいいので私はこれがお気に入り。元ちゃんに出会ってからは、浮気することなく使い続けています。
石鹸のススメ 「猫に、人間に、そして地球にやさしいこと」_e0031853_19354893.jpg色々な種類の洗剤も必要なく、流しはこれ一個置いてあるだけで見た目もシンプル。おまけに界面活性剤の入った洗剤の濯ぎ水を排水する事もなくてすみます。
もちろん猫達の口に直接入る食器も、この石鹸で洗っているので界面活性剤を口にする心配はありません。
大切な猫族のタオルや寝具など体に触れるものを洗う洗濯洗剤も、私はずっと洗濯石鹸(曉石鹸のローブ)を長年使っているので、ここでも一つ安心することが増えました。猫も私も安心だし、おまけにこの年で(笑)手荒れもなく、毎日炊事仕事をしている手でも石鹸達のおかげでツルツルです。きっと界面活性剤に触れたり口にしていないからでは…と思います。

私ひとりの使う洗剤の量だって1年365日で考えたら、すごい量です。小さなことの積み重ねで地球にもやさしく、安全で経済的。しかも「手作り石鹸 元ちゃん」を作っているねば塾の活動支援にもなるとあって、元ちゃんに出会ってからは、ずっとこの石鹸を愛用しています。

★「手作り石鹸 元ちゃん」1個入り 63円
包装が昔懐かしい雰囲気プンプンで、いい感じです。
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★「手作り石鹸 元ちゃん」5個入り 263円
我が家は、こちらを使っています。
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★ねば塾
http://www.neba.co.jp/

ねば塾のせっけんは、長野県の佐久福祉事業所ねば塾で製造されている石けん製品です。植物油を使用目的に応じて配合し、苛性ソーダで加水分解して作られた手作りの石けんです。汚れを落とす目的以外の成分、添加物、化学薬品等はいっさい使用されていないので安心です。

★「手作り石鹸 元ちゃん」
食用油の廃油を利用したリサイクル石けんです。昔ながらの炊き込み製法で作られグリセリンも残っていて、肌にもやさしい石鹸です。回収した食用油の廃油を何度も洗浄し、汚れを除去しています。泡立ちもよく、洗い上がりもしっとり。本当は体や手を洗う石鹸だけど、私は台所で食器洗いに、台所全般のお掃除に使っています。汚れ落ちもよく、手荒れもしません。
興味のある方、こちらのお店で購入できます。
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私がしている「水を汚さない」とっても小さな活動
石鹸のススメ 「猫に、人間に、そして地球にやさしいこと」_e0031853_19382760.jpgキッチンで出る油汚れのヒドイものを、水で洗い落とさない。これも、もうかれこれ15年ほどしている事なんだけど、こんな簡単な事です。
着られなくなったTシャツや洋服(綿素材)を7〜8cm角の大きさに切ってキッチンの戸棚に仕舞っています。これで油汚れのひどい、お皿や器やフォークやナイスなどを一拭きして汚れを落としてから石鹸で洗うと、水も汚さないし石鹸の量も少なくてすみます。
揚げ物をした後の油処理は、油固め剤で固めたあとスクレーパーでなるべく綺麗にとって、残った油分はこの小さくカットしたウエス(布)を2〜3枚重ねて拭き取ります。そうすると石鹸で洗うとき楽だし、水も石鹸も使う量を減らすことが出来ます。布ウエスを7〜8センチ角にカットしておくのは、油汚れの度合いによって一枚使ったり2枚重ねしたりと応用が利くことと、仕舞っておく場所が小スペースですむことから、このサイズにしています。
そして、油をほとんどウエスで拭き取ったものを、あらためて石鹸で洗います。
地球にエコだし、お金にもエコ。もちろん大切な猫族にもエコ。小さな事だけど、ずーーっと続けている私に出来ること。

石けんは自然に還る
※文中に出てくる石鹸とは、合成界面活性剤を含まない純石けんのことです。
いわゆる石鹸に含まれる(品質表示では「脂肪酸ナトリウム(純石けん分)」・「脂肪酸カリウム(純石けん分)」と表示されます。)界面活性は皮膚(人体は弱酸性)や汚れに触れると分解してしまうので、界面活性は無くなります。また、合成でない純石鹸は、そのまま排水したとしても24時間で水と二酸化炭素になり、石けんカスは微生物のエサになるので微生物が活発化するという、生態系にリサイクルされる環境に優しいものなのです。

by nyanmyupurin | 2007-07-13 19:42 | エコ猫便り